DEUS SOUND SWAP / デウス サウンド スワップ

DEUS SOUND SWAP / デウス サウンド スワップ

今やデウス旗艦店がある各国の恒例行事となっているのが様々なテーマのスワップミート(フリマ)を、最高の場所で開催すること。ある時はサーフネタ、ある時は自転車、ある時は音楽と。
それは愛好家やマニアが 全国各地から集い、知る人ぞ知るレアなアイテムが目白押しとなる その筋のファンにはたまらないイベントだ。

バイロンベイのDeus Surfswapに埋もれていたシェイパーのサインさえ入っていない年代物のシングルフィンやミラノのCycleswapではフランスが誇る伝説のサイクリスト “ロジェ・リヴィエール”
の忘れ去られた絵葉書の束だったりと、日の目を見ていないものを探したり、選んだりするワクワク感は、これからもデウスの恒例の儀式となるだろう。
この思いを受け継いだデウス原宿店は一年に一度世界中でレコードをお祝いするイベント”レコードストアデイ ジャパン ”とタッグを組み
第一回サウンドスワップ レコードフェア(音楽をテーマにしたフリマ)を盛大に開催した。
東京のど真ん中に音楽好きが集まり、彼らが最も愛した(または嫌いだった)カセットやレコード、CD、古い音楽機材など、会場まで運べるものなら何でも持ち込み大放出するイベントだ。
好奇心旺盛な熱狂的音楽ファン達とデウス原宿という聖地で毎年恒例となるに違いないだろう。
こうして美しい春の日、個人のコレクターやレコード店の出店者らが収納ボックスや埃をかぶった箱いっぱいに耳が喜ぶ様々な音楽グッズを詰め込んでデウス原宿店に集結。東京に夕闇が迫っても音楽や品々の交換、売買、カクテルを飲みながらの会話は続いた。

録音されたどんな音源でもデジタルの世界の果てから呼び起こすことができる時代だが、半世紀に及ぶ熱狂的なロックファンが
10代のパンクロッカーとこうやって親睦を深めることで、互いにこよなく愛する音楽が素晴らしいものだと気付かせてくれる
-ああ、なんということだ!そもそも私たちは何故レコードを放棄しようと考えてしまったのか。


Photos by Yusef