Festival Of Thump - Bali Style

Festival Of Thump - Bali Style

サンプ・フェスティバル – バリスタイル

30台の素晴らしいバイクをこの目にすること以上に血が騒ぐことはない。先週末のデウス・バックヤードは、まさにその舞台だった。バリのデウス・テンプルでは、実はなかなかイベントが開催されない。でもついに、私たちは自分たちにとってとても大切なものに熱を入れて取り組むことができた。それは、サンパーのカスタマイズの伝統を祝うホームパーティー。私たちは、これを「デウス・サンプ・フェスティバル」と呼んでいる。地元で手に入る手付かずの普通のバイク、どこにでもあるヤマハのスコーピオ、引っ張りだこのXS650、最近では見かけなくなったホンダのタイガー、その他有名ブランドのバイク。タイプは違っても、そこにはある共通点が。その共通点とは、単気筒だ。

小型、大型も関係なく、バイクはインドネシアの人々の日常生活を支えているマシンであり、インドネシアでは、それをパーソナライズすることは、ずっと前から芸術と見なされてきた。
そこで私たちは、ある日の午後にイベントを開催し、そのコミュニティを祝うことを決意。そして、そこからベスト・レストレーション(修復)賞、そしてベスト・フリーフォーオール(何でもOK)賞、更に、当日会場にいた人たち全員を対象にした「ピープルズ・チョイス・アワード」を決めることにした。

集まった参加希望のバイクは、なんと50台以上。でも、デウス・バックヤードの限られたスペースでスムーズに走行できるよう、そこから30台に絞り込まなければならず、その選考にはかなり苦戦した。

選考を進めるうちに、私たちは単気筒だけでなく2気筒も選考対象にすることに。単気筒だけでは我慢できなかったのと、柔軟に、そして総合的にジャッジしたかったからだ。
人々とバイカーたちが到着し始めたのは10時頃。私たちは、ライダー全員と彼らのバイクを全て撮影し(こちらのブログに掲載)、彼らがそれぞれの場所に移動するのを待った。
何が待ち受けているのかを知っている人々は、皆で集まって雑談をしながらその場を動かなかった。インドネシアでのこうしたイベントの一番の魅力は、仲間意識だ。最初はたくさんの色々なグループや同好会がそれぞれに固まっていたけれど、午後になるまでにその境界線は消え、皆仲良しに。冗談を言い合い、これまでの経験とはちょっと違う何かの一部になれていることを、心から一緒に喜んでいた。

審査をより確かなものにするために私たちが招いたのは、アーウィンとバリ島で最高のバイクビルダー二人。アーウィンは、私たちのヘッドメカニックで、最高の修理士だ。彼は過去8年間、私たちのガレージに持ち込まれた全てのバイクのために最高の腕を発揮してきた。そして、ケデューク・ガレージのオーナーのケデュークは、インドネシアのカスタム・コミュニティにおけるロックスターのような存在。彼はアーティストでもあり、デザイナーでもある。もう一人の審査員は、AMSガレージのオーナー、アジャス。彼のガレージは、インドネシア全土のガレージの中でも、良質な作品を世に送り出している。彼らの素晴らしい仕事ぶりには、尊敬の念を持たずにはいられない。3人とも、協力してくれて本当にありがとう。

審査だけでなく、彼らはマスタークラスも開催し、技術、トレンド、そしてバイクを作るときに自分自身の熱意に忠実であることがいかに大切かを話してくれた。3人がどのようにバイクを作っているのか、その舞台裏を覗けたような気分だ。

一日中マイクを握っていたのは、デニーシャ・シネイとゲリ・セントゥーリ。彼らのおしゃべりは、情報をくれたり、楽しませてくれたり、学ばせてくれた。そして多分一度か二度は、一部の人をイライラさせただろう。彼らの勢いが止まらなかったからだ。

審査員は、2つのカテゴリーごとに3つのバイクを厳選した。結果は以下のとおり。

 ベスト・レストレーション&クラシック部門

  1. Yosef Gumilar - ヨセフ・グラミール – ヤマハXS650
  2. Ketut Kartika - クトゥ・カルティカ – ハーレーダビッドソン ナックルヘッド
  3. Gede Arya Pramadika - グデ・アリヤ・プラマディカ – BSA N44

ベスト・カスタム部門

  1. Dewa Putu Putra Pratama - デワ・プトゥ・プトラ・プラタマ – ホンダ NF100 – チョッパー
  2. Dika Kambing -ディカ・カンビン – カワサキ KZ200 – Chopper
  3. I Made Pranawijaya - イ・マデ・プラナウィジャヤ – カワサキ KZ200 – スキニーチョッパー

観客が審査員として役割を果たしたのは、ピープルズ・チョイス・アワード。この賞は、私たちが求めていたものを全て兼ね備えたバイクに送られるショーだ。そして、ディカ・カンビンがKZ200チョッパーで受賞したのは、皆納得だった。

そして、この場を借りて一言。このようなイベントの計画と実行には膨大な時間を費やすのが普通なのに、今回は、開催を決めたのがたった一ヶ月前とかなり遅かったから。それにも関わらず、全力で取り組んでくれたデウスのスタッフ、この場所を華やかにしてくれた裏方のみんな、会場に出向いて素晴らしいピンストライピングを施してくれたピンストライピングのアーティストのみんな、スケート台の裏側の壁に長い間放置されていたグラフィティを蘇らせてくれた素晴らしいアーティストの「キドニー」の功績を心から称賛したい。ちなみに、キドニーは23日にデウス・ギャラリーでショーを行う予定だ。

そしてデウス・カフェのみんなは、私たちがお腹いっぱいになるようなスペシャルフード、そしてとっても美味しい飲み物を提供してくれたし、DJと3組のバンドは会場を素晴らしパーティーに変身させてくれた。

このイベントでは、販売代理店や再販業者のみなさんを招き、ちょっとしたお礼と挨拶、そして食事をすることができた。彼らやこのお祭りを見に立ち寄ってくれた他のお客さんたちに感謝をこめて、私たちは発売準備中の新作、デウス x イーストパック・コレクションデウスxバーストー100%ゴーグルを一足お先にお披露目し、イベントを締めくくったのだった。

*日本では発売中